2021年度 フィラリア・ノミ・ダニ薬情報 ②ノミダニ予防について

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2021.02.12

2021年度 フィラリア・ノミ・ダニ薬情報 ②ノミダニ予防について

予防のターゲットであるノミダニは基本的には目で見えるサイズです。

布団にいてアレルギーの原因となるイエダニ等は対象ではありません。

 

ノミ・ダニは動物を吸血して生きており、自然界では野生動物や野良ネコが保有しています。

散歩コースや庭に、「野生動物が来る」「野良ネコがいる」ならばもらってくるリスクがあります。

 

どの期間予防するべきなのか?の答えは散歩の仕方により様々です、となります。

 

下表はダニの発生状況です。

夏~秋がピークです。冬には減少に転じます。

しかし、野生動物や野良猫が1年中いる環境では、冬期もリスクがあります。

これは国立感染症研究所が発表した、人におけるダニ媒介性感染症であるSFTSの発生状況です。

冬でも少数ですが患者さんは存在します。

これは、冬にもマダニが存在することを示唆しており、冬期も予防を推進する根拠となります。

 

結論

〇散歩に行く子はノミダニのリスクがある。

〇予防すべき期間の断定は難しい。

〇ダニのリスクを考慮するとフィラリアと同じくらいの期間(4~11月頃)は必要と思われる。

〇野生動物・野良猫が多い地域では、通年の予防も選択肢である。

 

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