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心臓疾患

心臓疾患

心臓の内科治療は、薬により心臓の負担を軽減し、病気を抱えた心臓を長持ちさせるかことが目標となります(心臓を正常な状態に戻すには外科手術が必要です。しかし、手術難易度が高く、費用も高額であるため一般的ではありません)。
最適な薬を選択するためには、心臓のどの部位が、どのような異常を起こしているのかを把握することが重要です。

レントゲン検査

心臓の異常であるのか、あるいは、呼吸器の異常であるのかを判断するために必要です。心臓疾患の場合、多くの症例で心臓は肥大化します。一方、呼吸器の異常であれば、肺が白くなったり、気管が細くなったりします。

▲正常症例の胸部X線画蔵
 円で囲んだ部分が心臓です。縦に長い楕円形です。

▲心臓病症例
 縦横両方向へ拡大が認められます。楕円形であるべき心臓が円形になっています。

超音波検査

心臓の内部構造や動きを確認し、異常の種類と程度を確認します。小型犬では弁に異常が起きる弁膜症が多く、大型犬・猫では筋肉に異常が起こる心筋症が多いとされています。

主な診療内容

弁膜症

心臓内は各部屋間に存在する弁によって、一方通行が保たれています。弁の変形や動きの異常により、一方通行が保たれなくなった状態を弁膜症といいます。
本来閉じているはずの弁の間に隙間が確認できます。この隙間から逆流する血流により、左心房・左心室が大きく拡張しています。

治療方針

血液量を減らし、心臓を縮小させることを目指します。

心筋症

心筋の肥厚により、心室内腔が狭小化した状態が肥大型心筋症です。1回の拍動で送られる血液量が減少し、脳が低酸素状態となり失神することもあります。

治療方針

弁膜症の治療のように血液量を減らすとさらに酸素が不足します。心拍数を減らし、1回拍出量を増やすことを考えます。

家での注意点

安静時(寝ている時)の心臓を触ってくだい。

苦しいときは、心拍は強くなり、心拍数が多くなります。安静時にも心臓のドキドキが強く触れた場合には、心臓病の可能性があります。また、治療中の場合には、薬を増量する必要があるかもしれません。

無用な興奮は避けてください。

最近では、チワワの心臓病が増加しており、進行が早いことが知られています。これは、興奮しやすい犬種独特の性質があるとも言われています。散歩に行きたくないのであれば無理に行く必要はありません。ご家族が帰宅して喜ぶことは・・・仕方ないですね。