アレルギーの話④ アポキルの問題点

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2020.12.18

アレルギーの話④ アポキルの問題点

アレルギーは体質なので治らない。痒い時はアポキルを使おう。

と考えるに至った大きな原因はアポキルの登場です。良い薬です。

アポキルには、効果は高い、副作用はステロイドと比較すると圧倒的に少ない、問題は価格、という特徴があります。

 

アポキルの添付文書の抜粋です。

最後の一文、「投与期間は1年を超えないこと。」

この点に関して、終わらない議論がされています。

 

現時点では「長期投与の副作用は報告されていない」という状況です。

 

アポキルは日本では2018年6月の発売です。

アメリカではその1年前、2017年に発売されているそうです。

つまり日本では4年以上、アメリカでは5年以上連続使用している症例がいないのが現状です。

 

「投与期間は1年を超えないこと。」は、

製薬会社は1年間連続使用後に何も起きなかったことを確認し、販売を開始した。

それ以降は検査していない、という意味です。

 

販売開始から2年目には「300日は問題が無かった」という、報告が上がり、

3年目には「600日は問題が無かった」という報告が挙がっています。

 

製造メーカーであるゾエティス社が発行している雑誌の抜粋です。

Q&A方式で皮膚に詳しい獣医師がご自身の経験をもとに答えています。

噛み砕いて要約すると、以下の様です。

Q 長期投与の副作用は何か?という質問に対し、

A 11.3%に膀胱炎、10.1%に嘔吐などが認められたが、これは普通に暮らしていても起こる程度の頻度であり、アポキルは関係ないと思う。

 

5年以上の連続投与は誰も経験が無い(アメリカ含め)。それ故、副作用が無いとは言えない。

ただ、現時点では副作用報告はない。

アポキルのメリットと、未知の副作用を心配するデメリットを天秤にかけて、1年を超える投薬の可否を検討する。→その結果、アポキルのメリットが上回る、と私は判断しています。

 

「投与期間は1年を超えないこと。」に対して、

・365日連続投与して、366日目を休んで、367日から連続投薬再開するとOK?

なんて議論もあったりしますが、「そういうこっちゃないでしょ」と思います。

 

ただ、1年を超える連続投与の方は、皮膚が調子の良い期間に、1週間でも休めるといいかな?と何となく思っています。

1日も休めない子もいることは認識しています。その場合は、連続投与継続の方がメリットが大きいと思います。

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