アレルギーの話③ 内科療法(アポキル)

病院案内 診療案内 専門診療 健康診断 スタッフブログ 求人案内

スタッフブログ

2020.12.13

アレルギーの話③ 内科療法(アポキル)

アレルギーは体質であり、食事・シャンプーで完全にはコントロールできない。

痒い時は薬(アポキル)を使う。

 

この考えに至った最大のきっかけはアポキルという新しい薬の販売開始です。

獣医皮膚科業界の雑誌やセミナーの多くは、アポキルが絡んだ内容となっています。

数年前までは、痒みに対応する内服薬はステロイドしかありませんでした。

ステロイドはよく効きます。その反面、副作用を気にしなければなりません。

そのため、痒みのコントロールが不十分でも早期に減薬・中止をしていました。

 

新しいアポキルには副作用が現時点ではありません。

(副作用については次回の記事で詳しく書きます。)

 

痒みがしっかりと治まるまで飲み続けても問題がありません。

更に言うならば、治まらなければ飲み続けても問題がありません。

 

慢性的に痒みがある子はたくさんいます。アポキルを継続使用すると・・・

・尾をいつもかじっており、ネズミのしっぽの様な尾をしていた子が、ふさふさになります。

・手をなめていつも腫れていた子の手が、普通の手に戻ります。

「犬が痒がる姿を見なくなったことがうれしい」、と継続使用される方が多いと感じています。

 

飲み続けることにより皮膚の抵抗力が向上し、細菌や酵母の感染に対する抵抗力が上がるとされています。(201907月オーストラリアの獣医師のコメント)

私も、抗生物質や抗真菌剤の内服の使用頻度が下がったと感じます。

 

問題点を挙げます

①うちの子には効かない

・痒がり方は動物により個性があります。痒がりの子には効果が弱く見えます。

例えば避妊手術は、同じ麻酔で、同じ痛み止めで、同じ方法で手術をします。

でも、当日から元気な子もいれば、24時間動けない子もいます。

(猫・トイプードルは当日から元気な子が多く、柴犬は強く痛がる子が多いです)

 

自分の使用した経験や雑誌等の情報を総合すると、アポキルはよく効く薬だと思います。

ある程度痒みは抑えられていると思います。

痒がりであるため、効いていないと感じると思います。

 

②高価である

・確かに高い薬です。一番の問題だと思っています。

小型犬で100/日、小~中型犬で150/日、中型犬で200-250/日、程度かかります。

コスト削減方法としては以下の様な提案をします。

・大きなサイズを分割して使用する

アポキルには3.6mg5.4mg16mg3サイズあります。

16mgを3分割すると5.4mgになります。5.4mg1錠より、16mg1/3の方が割安です。

手間はかかりますが、家で分割してもらっています。

1回の投薬量を減らす

アポキルの効果は1日限定です。(12時間しか効かない、という獣医師もいます。)一日おきへの減薬は難しいとされています。

そのため、1回投薬量を減らしても、痒みが抑えられるかを確認します。

 

アポキルを飲むと痒みは止まります。

その効果は金額に見合いますか?と問いかけることになります。

 

低アレルギーフードや薬用シャンプー、トリミング等、痒み対策に関連する様々な商品を比較した場合、コストパフォーマンスが最も高いのはアポキルである、と感じています。

スタッフブログ一覧

2022.05.13
カクレクマノミが産卵しました
2022.05.13
待合室のベンチを新調しました。 ケーキの話も少し
2022.04.04
日進市のみなさま 狂犬病のお葉書について
2022.02.26
春の準備 狂犬病予防注射は3月2日から接種可能です。
2022.02.09
新型コロナに犬・猫は感染するのか? 結論が出ているみたいです。