SFTSで獣医師死亡

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2025.06.15

SFTSで獣医師死亡

昨日(6/14)の中日新聞です。

6/13の読売新聞のネット記事の切り抜きです。

三重県において獣医師が治療中のSFTS感染により死亡しました。

2025年5月のお話だそうです。

 

我々獣医師業界はちょっとした騒動になっています。

これまでも九州で獣医師への感染の話は聞きましたが、その方は回復されていました。

今回が東海地方での出来事であり、さらに数日で亡くなった、ということで衝撃がありました。

 

「外猫が倒れています。」という相談は時々あります。

外猫なので、噛まれたり、爪をたてられるリスクはもちろんあります。

治療行為で死亡する可能性があるのか・・・、と各獣医師が認識させられました。

 

SFTSがそんなに恐ろしい病気なのか?外猫はそんなにリスクがあるのか?と言われると、

そこまで恐れることは無いのではないか?とは思っています。

 

全国各地で猫の保護団体さんの方が、譲渡会を開催されています。

日進市の団体さんからは毎月開催のお知らせを頂きます。長久手市の団体さんのポスターも今週初めて頂きました。

そこで関係者が感染した・亡くなった、という話は聞こえてきません。

 

国立感染症研究所の出しているデータです。

人における、年代別のSFTS感染の生存例・死亡例のデータです。

死亡例は60代から増加しています。

逆に、40代未満に若い年代に死亡例はありません。

免疫の低下が死亡率に影響している可能性は高いと思っています。

亡くなられた獣医さんは60代であったと聞こえてきています。(正式発表ではありません。)

猫さんは回復し、飼主さん、病院のスタッフさん、は感染しなかったそうです。

 

元気な方=免疫的に問題の無い方は大きな問題にはならないのだと思います。

 

今回の事例は全ての人にとって、元気のない外猫の保護にはリスクがある、ことを示唆します。

もし、保護するならば、様々な覚悟が必要であることをご承知下さい。

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